当社の取り組み
Squarespaceは、多面的な文化とアイデンティティをお持ちのお客様に対する理解を深め、そのお役に立つために、多様性のあるチームの結成と育成に力を入れています。
ダイバーシティ (多様性) とは、人種、性自認と性表現、年齢、民族性、障がい (外的・内的なもの両方)、家族構成や婚姻状況、従軍歴、性的指向、学歴、宗教、そしてコミュニティを形成するアイデンティティといったさまざまな違いを尊重したうえで、世界を認識し体験することを指します。インクルージョン (一体性) とは、個々が意見を尊重され、受け入れられ、価値を認められている状態であり、誰もが帰属意識と、「ここにいる価値がある」という信頼を抱けるようにするものです。
Squarespaceのダイバーシティ&インクルージョン活動は、マイノリティ集団の体験と認知を向上させることに加え、皆にとって最適な結果を引き出す行動を取ることに重点を置いています。
ダイバーシティとインクルーシブが根ざす職場へと発展するためには、社内のすべてのコミュニティへのサポートと認識が不可欠です。
従業員リソース グループ(ERG)
Squarespaceには現在、幅広いアイデンティティを代表する6つのグローバルERGがあります。ERGは、多様性があり、すべての人を受け入れ、文化的つながりのある職場へと発展するうえで不可欠です。メンバーたちはそれぞれを支援するコミュニティを作り、ヘリテージ イベントやプログラムを通じてコミュニティを会社全体と共有するとともに、ビジネスに最大のインパクトを与える戦略的パートナー役を務めています。これにより、ERGは当社の文化と一企業としての成長に向けて、重要な役割を果たしています。
ヘリテージ月間
Squarespaceではあらゆるチーム メンバーの歴史と背景を、年間を通して大切にしていますが、ヘリテージ月間中には、そうした経験やストーリーが特に前面に打ち出されるような全社的なイベントとプログラムを開催しています。たとえば、黒人の歴史月間、女性の歴史月間、アジア太平洋諸島のヘリテージ月間、プライド、ヒスパニック系/ラテン系ヘリテージ月間、世界メンタル ヘルス デイなどがこれにあたります。ヘリテージ月間のイベントは多くの従業員が出席して祝賀する行事であり、全社を挙げて当社コミュニティそれぞれの美しさと歴史に焦点を当てる特別な機会となっています。
インクルージョン促進プログラム
インクルーシブで帰属感のある文化の育成は、当社の運営形態の中心です。当社がどのようにインクルーシブな職場環境を支援しているか、いくつか例をご紹介します。
Squarespaceの有給家族介護休暇ポリシーでは、出産、養子縁組み、里子の迎え入れ、重病・重症を負った家族の介護、役務中の兵士の家族の世話に関連し、対象となる従業員に最長20週間の有給休暇の付与を定めています。
当社は全世界で従業員全員を対象に不妊治療と養子縁組費用に対する給付を提供しています。対象となる医療費と法律費用は100%補償されます (年間10,000ドル、生涯累計で20,000ドルが上限)。
Squarespaceは、社内のD&I戦略や同様の取り組みに重点を置くため、部門、地域、レベルなどを超えたさまざまな従業員で構成される、全社的な諮問機関を2020年に立ち上げました。インクルージョン諮問委員会のメンバーは、インクルージョンと職場への帰属の妨げになり得る要因を調査し、マイノリティに属する従業員の体験と進歩に良い影響をもたらす解決策とプログラムを見つけるべく尽力しています。
米国の従業員は、行動に関する遠隔医療サービスのTalkspaceアプリを通じてメンタル ヘルス リソースにアクセスできます。また、24時間365日稼働するオンライン/電話サポートや対面カウンセリング サービスなどを提供する、充実した従業員支援プログラム (EAP) も利用できます。ダブリンではメンタル ヘルス面を強化した福利厚生制度を立ち上げており、心理療法の受診、マインドフルネス アプリ、ストレス管理プログラムなどへの払い戻しをを行っています。世界的には、従業員全員がHeadspaceアプリを通じて総合的な瞑想プログラムを利用できます。
パーソナル ケア休暇ポリシーに基づき、対象となる従業員は各自の重大な健康状態に対処するために、最長12週間の有給休暇を取ることができます。
当社は包括的な医療給付を通じて、トランスジェンダー コミュニティを支援しています。性別適合サービスと処置に対する補償はその一例です。
誰もがD&Iおよびインクルーシブなリーダーシップに関する学習機会にアクセスできる上に、従業員は全員、Squarespace入社1か月以内に、無意識の偏見、インクルージョン、アライシップ、インクルーシブな会話を内容とするD&Iに関するEラーニングを修了します。また、「Inclusive Leadership」シリーズを通じて、追加のライブ学習セッションも受講できるようになっています。さらに、一部のリーダーを対象に、異文化への対応能力と無意識の偏見に特化した、必要なD&Iの学習セッションに参加する機会を設けています。
Squarespaceでは、従業員が行う慈善寄付と同額を、各従業員が選択した社会的影響を持つ非営利組織に拠出しています (従業員1人あたり年間600ドル/ユーロが上限)。ここ1年で、Squarespaceの多くの従業員は、会社のマッチングを活用するだけでなく、誰もが助けを必要とする時にすら寄付を優先することで、個人の寄付の新記録を樹立しました。また当社は、非営利組織と定期的に連携して、オフィスでイベントを開催しています。
当社は疎外されたコミュニティや歴史的マイノリティに属するクリエイターの支援に全世界で力を入れています。
人種差別に対抗する
Squarespaceは、素晴らしいものを生み出す個人の力と、全体に影響をもたらす組織の力を信じています。抑圧と人種差別を生み出す体系を解体するために行動を起こす責任を、私たちは等しく担っています。Squarespaceでは、世界中で公平さを高める活動、組織、理念に投資することを長期的な取り組みとしています。当社の優先事項は、そうした長期的な取り組みを反映するもので、グローバル コミュニティの変化し続けるニーズが考慮されたものです。たとえば、社会に影響をもたらす活動や人種差別防止トレーニング、よりトランス インクルーシブな医療給付、持続可能性のための投資、製品やサービスでのアクセシビリティの優先などが挙げられます。
お客様の意見を広める
当社のプラットフォームは、躍動的な変革者が他のユーザーを教育し、世界に変化をもたらす場所であり、当社には彼らのミッションをサポートする機会が与えられています。当社は、Squarespaceを利用中の過小評価されているクリエイターや、変化を生み出すために自らプラットフォームを使って声を上げる顧客を宣伝し、スポットライトが当たるように努力しています。
女性創業者、黒人クリエイター、クィアを自認する活動家など、当社のお客様は多様性に富んでおり、数々の興味深いストーリーをお持ちです。当社はこうしたストーリーを世界に紹介することに力を入れています。